2018年11月3日

Tableau Set Action 勉強ノート1:Drilled-Through Tree Map

最終更新: 2019年3月30日

Tableau 2018.3 がリリースされましたね。

https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features

Twitterで特にSet Actionが盛り上がっていました。今回はいくつかのブログ記事をピックアップし、それを実践してみた学習ノートです。「Set Actions」タグで記事を管理します。

おなじみSuperStoreデータを使います。このブログに使ったTableauファイルは以下からダウンロードできます。

https://public.tableau.com/profile/yoshitaka6076#!/vizhome/BlogSetActionPractice/3?publish=yes


【Drilled-Through Tree Map】

以下の記事に基づいています。

https://datahawk.weebly.com/blog/set-action-drill-through by Corey Jones

下のGIFのようなものを作ります。

「Tree Mapで、詳細を見たいところをクリックすると、その詳細を見ることができる」みたいなことが可能です。Set Actionの第一歩として良い使い方だと思います。

作成方法ですが、まず初めにCategoryでセットを作成します。一旦は「すべて使用」でOKです。

次に、以下の計算式を作成します。

Dynamic SubCat

IF [Cat Set] THEN [Sub-Category] ELSE [Category] END

この計算では「もし先に作成したCat SetがInなら、サブカテゴリーを出力する。それ以外ならカテゴリーを出力する」という操作をします。これをSet Actionとか使わずに見てみると、以下の感じです。

Furnitureだけがセットに入るようにしています。Cat SetがInなら、Dynamic SubCatの出力が確かにSub-Categoryになっています。OutならCategoryです。

同じような感じで、作成したDynamic SubCatでセットを作ります。

また、下記の計算式も作成します。

Dynamic Product

IFNULL(
 

 
IF [Cat Set] AND [SC Set] THEN [Product Name] END,
 

 
[Dynamic SubCat])

IFNULL(A, B)は、AがNULLでない場合はAを返し、それ以外はBを返す関数です。

この場合「Cat SetとSC Set両方がInならばProduct Nameを返し、それ以外なら先ほど作成したDynamic SubCatを返す」という操作になります。

作成した計算式とセットを作成し、以下のワークシートを作成します。

それぞれのセットで「全て使用」にしたので、粒度が「Product Name」になっています。ごっちゃりですね。

作成したワークシートをダッシュボードに載せ、左上の「ダッシュボード」→「アクション」→「アクションの追加」→「設定値の変更」をクリックします。

以下のように設定します。

これで完成です。

#Tableau #SetActions